仕事に「楽しさ」を求めるから苦しい。いまこそ発想の転換が必要な理由 -なぜ私は「仕事は楽しくなくていい」と開き直れたのか?
私は今まで仕事を「楽しい」と思ったことがありません。そう聞くと、「じゃあずっと辛い思いを抱えながら働いてきたのか」と思うかもしれない。実際はそうじゃありません。仕事をすることで得られる「充実感」や「納得感」が、私にとっては大きな意味を持つものになっています。なぜなら仕事は人生という本番のための「練習」みたいなものだからです。この考え方にたどり着いてから、毎日がすごく充実してきたんです。今回は、昭和世代の会社員の皆さんに、仕事の新しい捉え方についてお話ししたいと思います。
「楽しい」と「充実」は全然違う!40代で気づいた新しい働き方
昔から「仕事は楽しまなきゃ」みたいな風潮がありましたよね。でも、実際のところ、仕事って本当に「楽しいもの」なのでしょうか?仕事で達成感を感じる瞬間は確かにある。たとえば、大きなプロジェクトをやり遂げたとき。チームが一丸となって困難を乗り越え、無事にゴールしたときは、「やり遂げたな」と思う。でも、「楽しかった!」とはならない。むしろ、ホッとする気持ちの方が強い。この違いを自分なりに整理すると、こういうことだ。
楽しい:わくわくする、興奮する、心が弾む
充実:やり遂げた感覚、納得感、達成感
私にとって、仕事は「楽しいもの」ではないけれど、「充実するもの」ではある。だからこそ、「仕事を楽しめないからダメだ」と思う必要はない。
充実感には「ネガティブな要素」がつきもの
なぜ仕事を「楽しい」と感じにくいのか?それは、「充実感」を得るためには、どうしても避けられない課題があるからだ。
嫌なことを受け入れる(面倒な仕事、苦手な上司とのやり取り)
難しい状況に向き合う(クレーム対応、成果を求められるプレッシャー)
逃げられない責任を背負う(プロジェクトの成功、部下の指導)
こうしたことを乗り越えた先に、「やってよかったな」と思う瞬間がある。でも、途中のプロセスは決して楽しくはない。しかし、そうした「嫌だな」と感じる経験こそが、実は最高の練習になるのです。私の場合、そういった経験を「人生の練習」として捉えることで、むしろポジティブに受け止められるようになりました。
仕事を「人生の練習」と考えると、驚くほど楽になる!
こうした経験を私は「練習」と考えるようにしている。スポーツに置き換えるとわかりやすい。試合で勝つためには、日々の厳しい練習が不可欠だ。それと同じで、仕事もまた、「人生の本番」に向けた練習だと捉える。練習と割り切ると、感情に振り回されにくくなる。
「本番のための準備」と思えば、嫌なことも受け入れやすくなる
「練習なんだから失敗してもいい」と思えば、挑戦しやすくなる
「スキルアップの場」と考えれば、成長につながる
こうして仕事を続けるうちに、いつの間にか「練習の積み重ね」が自分の成長につながっていることに気づく。
仕事の先にある「本番」とは?
では、「本番」とは一体何なのか?短期的には、プロジェクトの成功や昇進が本番かもしれない。でも、もっと長いスパンで見れば、それは「人生」そのものだ。仕事で培った経験は、意外な形で人生に影響を与える。
子どもへの教育(問題解決の考え方を伝える)
家族とのコミュニケーション(職場での対話力が活きる)
人間関係のスキル(上司・部下とのやり取りが、人生の人間関係にも応用できる)
この視点を持つと、「仕事が楽しくなくても、やる価値はある」と思えるようになる。その中でも私が最も実感しているのは、特に家族とのコミュニケーションに素晴らしい影響を与えてくれることです。例えば、困ったときの対処法を子どもに教えられたり、それによって会話が弾んだり。そう考えると、辛い仕事も「家族のための練習」な感じがして、頑張れるものです。
40-50代の転機はこれから!まだまだ伸びる3つのポイント
40-50代になってくると、「今さら頑張っても仕方ない」と思うこともあるかもしれない。でも、そんなことはない。「もう歳だから」なんて言っている場合じゃありません。むしろ、豊富な経験を持つ私たち世代だからこそ、新しいキャリアにチャレンジできる。副業のヒントが知りたいと思っている方も多いでしょう。でも、まずは今の仕事で得られる「学び」を大切にしてみませんか?
まだまだキャリアアップできる(管理職としての価値を高める)
個人で稼ぐ力を身につけられる(副業・スキルアップ)
若手とのコミュニケーションで社内を活性化できる(昭和の知恵を伝える)
会社に頼らず生き抜く力をつけることもできるし、経験を活かして次のキャリアを考えることもできる。むしろ、この年代だからこそできることがたくさんある。昭和世代の私たちは、上の世代の価値観も理解できるし、若い世代の新しい考え方も受け入れられる、ちょうどいいポジションにいるんです。この立場にぴったりな役割として、社内のコミュニケーションを活性化させる「架け橋」になれる。それって、実はすごく価値のあることじゃないですか?
仕事に「楽しさ」は不要。明日から実践したい”充実”の見つけ方
仕事は「楽しくなくてもいい」。それよりも、「充実しているか?」を大事にした方が、長い目で見て納得感のある働き方ができる。
仕事の本質は「練習」 → 本番(人生)のための経験
「楽しい」ではなく「充実感」を重視する → 納得できる働き方へ
40-50代だからこそできることがある → まだまだ成長のチャンスはある
昭和世代のオヤジたちよ、仕事はまだまだ終わりじゃない。今こそ、自分の働き方を見つめ直し、「充実したキャリア」を築いていこう。仕事を「楽しむ」必要はありません。むしろ、「充実」を感じられればそれでいい。その積み重ねが、きっと人生という本番で活きてくる。明日から、そんな気持ちで仕事に向き合ってみませんか?私たち昭和世代の会社員には、まだまだ可能性がある。そう、まだまだやれることがあるんです。これからも「練習」を重ねながら、充実した毎日を過ごしていきましょう。
ではまた会いましょう。