こんにちは!
今日は「失敗を恐れない子どもを育てるには、どうすればいいのか?」というテーマで書いていきたいと思います。
よくある話として、「失敗から学ぶことが大事」とか「挑戦しなきゃ成長しないよね」とか、そんな声を聞きます。確かにそのとおりなんですが、実際には「じゃあどうやって子どもにそれを教えるの?」というところで詰まる人、多いんじゃないかなと思います。
というわけで、今回はちょっとだけ視点を変えて、「失敗は良いことだよ〜!」と伝えるための工夫や、大人としてできることについて、ゆるっとお話していきます。
「失敗=成長」って言うけど、ほんとに?
「失敗してもいいんだよ」とはよく言われますが、正直なところ、大人でも失敗ってイヤですよね。恥ずかしいし、落ち込むし、誰かの視線も気になるし。
それをそのまま子どもに「失敗はいいことなんだよ!」って言っても、まあ伝わりません。
ここでちょっと面白い研究があって、「失敗体験が多い子どもほど、自己効力感(=自分ならできるって思える感覚)」が高まる傾向があるらしいです。これ、要するに「失敗しても死なない」と思えるかどうか、なんですよね。
なので、まずは「失敗=悪いこと」という空気を、ちょっとずつほぐしていくことが大切です。
失敗って、別にうまくまとめなくていい
「ナイスチャレンジ!」って言いたくなる失敗もあれば、「なんでそれやった!?」みたいな失敗もありますよね。
でも大事なのは、「失敗の種類によって態度を変えすぎないこと」なんです。
たとえば、子どもが料理で塩をドバッと入れてしまったとき。「次から気をつけようね」で終わらせるより、「これはこれで面白い味だね〜!伝説のスープができたかも」と笑い飛ばす方が、子どもは安心してまた挑戦できます。
失敗って、言い訳できるかどうかじゃなくて、「やってみた」こと自体がすごいんですよね。
学校や社会の「空気」が子どもを縛ってる?
「失敗を恐れない子に育てたい!」と思っても、学校や周囲の大人の空気が真逆だと、子どもってすごく悩みます。
たとえば、授業中に間違えた答えを言ったとき。先生が「ちがうよ」と優しく言っても、クラスがシーン…となるあの空気。あれ、結構トラウマになります。
これ、大人の職場でもあるあるなんですよね。会議でちょっとズレた提案をしたら、誰も突っ込まない。「はいはい、それね」って無視される。あれ、地味に効きます。
だからこそ、家庭という“最初のチーム”で「失敗は歓迎されるもの」という雰囲気を作るのが大事なんです。
親がまず「失敗しても平気な顔」を見せよう
子どもにとって、親のふるまいは最大の教材です。
たとえば、親がちょっとしたミスをしたときに、「あ、ごめん失敗した!でも次はこうしてみるね」とか、堂々と言う姿を見せる。これ、かなり効果あります。
「大人でも失敗するんだ」
「でも怒られてないし、普通に次に進んでる」
これだけで、子どもは安心します。
「失敗は悪いことじゃないんだな」という感覚は、口で教えるより行動で伝えた方が、スッと染み込むんですよね。
「なんで?」じゃなくて「どうする?」を聞こう
子どもが何かに失敗したとき、「なんでこんなことしたの?」って聞きたくなります。わかります。僕も言いそうになります。
でもこれ、結構プレッシャーなんですよね。
代わりに、「次はどうしたい?」「何が難しかった?」って聞いてみてください。すると、子ども自身が「自分で考える人」になります。
大事なのは、反省じゃなくてリトライの準備です。
まとめ:失敗は「やった証拠」だから、もっと応援しよう
というわけで、今回のテーマは「失敗を恐れない子どもに育てるには?」でした。
ポイントは…
- 失敗しても大丈夫、を空気で伝えること
- 成功じゃなくて“挑戦”を褒めること
- 親自身が失敗をオープンに語ること
です。
子どもにとって、失敗は未来への通行手形みたいなものです。何度もくしゃくしゃになって、でもそれがあるから進める。
だから僕たち大人ができるのは、「失敗してもいいよ」じゃなくて、「失敗してくれてありがとう!」っていう空気をつくることかなと思います。
挑戦できるって、ほんとに尊いですからね。
ではまた会いましょう。