「えっ、それマジ?」テレビに向かって思わず突っ込んだ夜
「えぇ…それ違くない?」先日、テレビを見ながら思わずツッコミを入れてしまいました。大谷翔平選手のお子様誕生を報告したインスタグラムの投稿について、ある大御所タレントが「プロの演出家が付いているに違いない」と発言したのです。その瞬間、私は強い違和感を覚え、いやいや、むしろ大谷選手の方が”できる”んじゃない?と思ったんです。その発言は、まさに昭和的な価値観だなぁ、と。昭和時代の「何かをやるにはプロが必要」という考え方は、もはやアップデートの対象です。
「プロに任せる」は昭和?新時代のスキル観
現代では、SNSでの効果的な演出やデザインは、必ずしもプロフェッショナルだけのものではありません。むしろ、学ぶ意欲さえあれば、誰でも習得できるスキルとなっています。今や誰もがテクノロジーを活用し、簡単に「それっぽい」演出を学び、実現できる時代です。ましてや大谷選手のような世界的アスリートであれば、野球の技術だけでなく、自己表現やブランディングのセンスを持ち合わせていても何ら不思議ではありません。特に彼のような自己管理能力が高い人にとって、SNSでの発信力を鍛えるのは自然な流れですし、インスタグラムの洗練された投稿なんて、彼の多彩な才能の氷山の一角かもしれません。「野球選手だから他のことはできない」なんて、もはや昭和のステレオタイプですよね。
テクノロジーが叶える「一人で何でもできる」時代
かつては、一つのプロジェクトに多くの専門家が必要でした。プロデューサー、ディレクター、演出家、営業など、役割分担が当たり前でした。しかし今や、テクノロジーの進化により、個人でもそれらの役割を担うことが可能になっています。YouTubeで専門的な知識を学び、魅力的なデザインを参考にし、AIツールを活用することで、驚くほどのクオリティを実現できるのです。このような環境が「日本総国民そこそこプロフェッショナル化」を可能にしているのです。昭和時代の「専門家に頼る」文化も悪くはなかったけど、これからは「自分で学んで、できることを増やす」時代で、それを子どもたちに見せることこそが、親としての新しい役割なんじゃないかと思っています。
AIは脅威じゃない?私が実感した共存の可能性
私の仕事でも、この変化を実感しています。コピーライティングではAIとのブレインストーミングが可能になり、デザインの初期案作成も AIの支援を受けられます。これは単なる「仕事の置き換え」ではなく、人間の可能性を広げるチャンスだと考えています。AIと協働することで、私たち自身の能力も向上していくのではないでしょうか。
「AIネイティブ」な子どもたちとどう付き合う?
私はこれらの技術を仕事で活用するだけでなく、子どもたちとの会話を円滑にするための手段としても注目しています。未来の子どもたちは「デジタルネイティブ」ならぬ「AIネイティブ」として育つでしょう。彼らと同じ目線で話すためには、親も最低限のAI知識を持つことが必要です。
たとえば、子どもが学校のプロジェクトでAIツールを使っている話をしたときに、「それって何?」と聞くのではなく、「こういう使い方もあるよね」と会話を深められれば、コミュニケーションの質は格段に向上します。このような親の努力が、子どもとの距離を縮める鍵になると感じています。彼らにとって、AIとの共存は当たり前の環境となります。私自身、彼らの水準に追いつこうまでは考えていませんが、最低限の知識や経験を持つことは、世代間のコミュニケーションにおいて重要だと感じています。
さらば昭和脳!これが令和時代の新・親子関係
テクノロジーの進化は、私たち親世代に新たな学びの機会を提供してくれています。この「日本総国民そこそこプロフェッショナル化」の波は、決して脅威ではありません。むしろ、私たち一人一人が自己実現の可能性を広げるチャンスなのです。子供たちと共に成長し、学び続ける姿勢を持つことで、世代を超えた対話と相互理解が生まれるでしょう。テクノロジーは、その架け橋となってくれるはずです。昭和の価値観を少し横に置いて、令和の風を感じながら生きる。AIやテクノロジーに触れることは、単に便利になるだけでなく、子どもたちとの会話をもっと面白くするきっかけになるだろうとも思っています。
ではまた会いましょう。